ボディコンバット31-7 ムエタイトラック 3つのポイント
2022年12月16日(金)「ボディコンバット45分」のスタジオ・レッスン後記です。
トラック7のムエタイ「We Rock」。
ボディコンバットではポピュラーになったラウンドハウスニーのフォームがこのリリースで確定された、ある種ラウンドハウスニーの転換点となったトラック。
それを含めて、このトラックのポイント3つを解説します。
セットリスト
トラック | 曲名 | アーティスト |
---|---|---|
1a.ウォーミングアップ上半身 |
DJ Miko | |
1b.ウォーミングアップ下半身 |
Martini | |
2.コンバット1 |
Shinedown | |
3.パワー1 |
Tina Cousins | |
4.コンバット2 |
Blasterjaxx & Zafrir | |
5.パワー2 |
ToneTonic | |
6.コンバット3 |
DJ Herbie | |
7.ムエタイ |
Group X | |
8.パワー3 |
Koven | |
10.クールダウン |
簡易ストレッチ |
レッスン後記
この日のトラック7・ムエタイは「We Rock」。
バックナンバーのムエタイトラックでは、人気曲の一つ。
サウンドがアッパーで強めでグイグイ引っ張ってくれます。
コリオ展開では、ラウンドハウスニー・リピーター動作が特徴的。
ラウンドハウスニー自体は、リリース#14で初登場。
当時は、ラウンドハウスニー自体のフォームがまだ固まっていなかったのか、
「ラウンドハウスキックの構えように!」
「ラウンドハウスキック・セットのように膝蹴りを!」
といった、何となくぼんやりした感じでやり過ごした印象(苦笑)。
そのリリース#14以降ではラウンドハウスニーが無かったことになった?みたいな存在でしたが、リリース#31で再登場。
この段階で、ラウンドハウスニーは現在のフォームが確定された、という経緯があります。
そんな、ラウンドハウスニーの転換点となったリリース#31のムエタイトラック。
@エルボーコンボ
Aステップニーのタイミング
Bラウンドハウスニーのフォーム
この3点がポイントになります。それぞれ解説してみます。
ボディコンバット#31-7:エルボーコンボのポイント
このトラックの特徴的な動作一つ目が、エルボーのコンビネーション動作。
真横方向へ叩き込むトリプルエルボーと、真上から真下に打ち込むダブルドロップエルボーの二つ。
エルボーなので、どちらも肘を深く曲げて行います。
ポイントとなるのは「手首はリラックス」「ダブルドロップエルボーは膝と腹筋を意識」の2点です。
↓コンバットスタンス
↓トリプルエルボー
↓ダブルドロップエルボー
↓コンバットスタンス
↓トリプルエルボー
↓ダブルドロップエルボー
このコリオのエルボーに限らず、ボディコンバットのエルボーは、手首は力を抜き、肘に力を入れる・込めるが基本的テクニックです。
肘を深く曲げて、肘に思い切り力を込めましょう!
トリプルエルボーのあとに真上から真下に両肘を打ち込むダブルドロップエルボー。
この動作、格闘技視点で言うと、トリプルエルボーで相手の顔面・顎を捉え、ふらついたところに、ガラ空きになった鎖骨に向けて両肘を打ち下ろすような感覚。
フィットネス視点では、打ち下ろす際に膝を曲げ、腹筋群の「腹直筋」を縮めるクランチ動作をするようにさせます。
棒立ち状態では手打ちになり、体幹との連動が失われ、運動強度・運動量が落ちて勿体ないです。
ダブルドロップエルボーは、膝を柔らかく使って腹筋動かしましょう!
ボディコンバット#31-7:ステップニーのポイント
前述のエルボーコンボのあとにやってくるステップニーの動作。
コンバットスタンスで、後ろ脚での膝蹴りを叩き込みます。
これが直後のジャンプニーの伏線になっています。
ここでのポイントはジャンプニーよりもステップニーのタイミングにあります。
↓コンバットスタンス
↓前足を「カウント1」で踏み込む
↓「カウント2」でバックニー
↓コンバットスタンス
↓前足を「カウント1」で踏み込む
↓「カウント2」でバックニー
ジャンプニーは一気に真上にジャンプしての膝蹴りですが、一方でステップニーは、一瞬その場から正面に踏み込んでの膝蹴り。
これがタイミングズレると修正がきかなくなります。
動きのタイミングは、前足をカウント「1」で踏み込み、カウント「2」で後ろ脚の膝蹴りを打ち込むようにさせましょう!
ボディコンバット#31-7:ラウンドハウスニー・リピーター動作のポイント
セット後半にやってくるラウンドハウスニー・リピーター動作。
片側16レップ行ったら間髪入れず逆脚にスイッチさせます。
右足前・左足前各コンバットスタンス、合計128発もの回数を行うので、最後にやってくる高強度ハード展開。
ラウンドハウスニーは「身体を斜めに傾ける」「手足を大きく動かす」の2点がポイントです。
ラウンドハウスニーは、上半身を斜め45度目安で傾け、その姿勢をキープしながら行います。
上半身を倒して膝蹴りを行うことで、アップライトに起こした状態よりも身体に掛かる負荷・運動強度がアップします。
背中が丸まらないようしっかり胸を張りながら、上半身傾け、頭の位置をキープさせてリピーター動作を!
ラウンドハウスニーでは、手足大きく動かしておこなうようにします。
具体的には、おへそを中心に動かすという意識。
膝蹴りを打ち込む前は、手足を思い切り伸ばし、身体全体も伸ばすようなイメージ。
打ち込み時は、肘と膝を深く曲げての蹴り込みを。
この時の手足の動きをおへそ中心での意識を持って行うと、フォームがよりキレイになり、見映えアップにもなりますよ!