ボディコンバット94-4 コンバット2 テクニックポイント
2023年4月11日(火)「ボディコンバット60分」のスタジオ・レッスン後記です。
ニューリリース94。トラック4・コンバット2「Fire Emoji」。
このトラック、そしてリリース全体見回して、象徴的なコンビネーション・キックが登場。
それぞれ解説します。
セットリスト
トラック | 曲名 | アーティスト |
---|---|---|
1.ウォーミングアップ上半身 |
MR. BLACK & Richie Loop | |
1.ウォーミングアップ下半身 |
Floyd Wonder | |
2.コンバット1 |
Seven Lions & Blastoyz feat.ERV ELLO | |
3.パワー1 |
Voicians | |
4.コンバット2 |
Fraesser | |
5.パワー2 |
The Wolf & I | |
6.コンバット3 |
【94-6】 |
Quantic |
7.ムエタイ |
【94-7】 |
Ravian feat.Jujulipps |
8.パワー |
Tom Walker | |
9.コンディショニング |
【94-9】 |
Brown Sugar Factory |
10.クールダウン |
Portals |
レッスン後記
ボディコンバット・ニューリリース94。
トラック4・コンバット2「Fire Emoji」。
曲タイトルは全く違いますが、曲調はあの「エクスカリバー」のアレのアレンジ違いバージョン。
ボディコンバットでは、リリース11-5でのコンバット2であまりにも有名。
オールドファンには、ある種たまらない一曲という方もいらっしゃるかなと。
さて、このコンバット2は、リリース94での目玉トラック的な存在。
非常に個性的で独特なコリオ展開で特異的です。
行う動作は、
@インパクトスクワット
Aインパクトランジ
Bサイドキック
冒頭のカタを除いたら、行うエクササイズはこの3つのみ。
この3つを4セット繰り返えすことにより、カロリー消費そくしんと共に、脚と臀部の引き締め・トレーニング・コンディショニングトラックになっています。
冒頭のカタも含めて、@〜Bのテクニックポイントを解説します。
ボディコンバット94-4:カタのやり方・ポイント
トラック冒頭、一度だけ登場するカタ。
そのカタは、オールドナンバーのリリース25-4と同形。
懐かしさを覚える方もいらっしゃるかと。
そのカタのやり方・フォームは↓
↓左手を上・右手を下にそれぞれ構える
↓円を描くように回転させ左右入れ替えて構える
↓再び逆回転で構える
↓再度逆回転させ右手が上・左手が下で終わり
クールダウンでも登場するこのカタ。
両腕を大きく回すようにし身体の正面で構えるようにします。
重要なのが、この構える際の意識。
身体の真ん中を通る「正中線」を意識しながら、それぞれ両腕・両手を構えるようにします。
正中線を意識しつつ、格闘技らしさを演出しましょう!
ボディコンバット94-4:インパクトスクワット&インパクトランジコンボのポイント
このトラック、そしてリリース全体見回して、メイン的・象徴的なな動作と言えるのが、インパクトスクワットとインパクトランジのコンビネーション。
通常スクワット・通常ランジを2回ほどダブルバウンスさせるように、その場で軽いジャンピング動作を加えながら、重心・腰を沈み込ませることにより、脚と臀部に伝わる負荷をアップさせます。
このコンボは「インパクトスクワットはサンドバッグを持つ仕草の時のボディコントロール」「どの局面でも両膝を伸ばし切らないようにする」がポイントです↓
↓フロントスタンス・サンドバッグ持って
↓インパクトスクワット/ダブルバウンス
↓インパクトランジ/ダブルバウンス
↓フロントスタンス・サンドバッグ持って
↓インパクトスクワット/ダブルバウンス
↓インパクトランジ/ダブルバウンス
インパクトスクワットは、腕の向き・形が個性的。
コリオ的には「サンドバッグを持ったイメージ」との指示になっています。
このサンドバッグは、ファンクショナルトレーニングなどで使用する、両手で持って負荷とするツールのこと。
両手でその負荷を持ったイメージでスクワットを行います。
さて、このインパクトスクワット。
スクワットで腕を下方向に構えると↓
上半身が過度な前傾状態が生まれがちに。
過度な前傾は、下半身の負荷が低下し、かつ腰への負担が増大するので要注意。
これを防ぐには
・お腹をしっかり締める
・目線を常に正面へ置く
の2点が肝要。
お腹の力が抜けると、上半身を支えきれなくなります。
また、目線は疲労で下がりがちに。
そうなると、それにつられて上半身が前傾していきやすくなります。
遠くを見るようにしながら、目線の高さをキープしましょう!
ダブルバウンスするようにしながらの、インパクトスクワット&インパクトランジ。
着地の際に両膝を柔らかく使って腰を沈めさせます。
この着地時の膝のコントロールが重要。
両膝が伸び切った棒立ち状態からのロッキング状態にならないように注意を。
膝への負担が増して、痛めるなんてことも。
また、下半身の負荷も下がってしまい、狙いである下半身トレーニングの意図からズレます。
両膝をスプリングのように柔らかく使いましょう!
ボディコンバット94-4:サイドキック リピーターのポイント
インパクトスクワット&インパクトランジのあとに行う、サイドキック・リピーター動作。
LEVEL1では、サイドキック・リピーター。
LEVE2では、それにホップを加えたアドバンス的な動作に変形させます。
サイドキックは通常片腕を蹴る方向に向けて構えますが、このトラックでは↓のようにそれぞれ構えて、その構えが出来るだけ崩れないようにしながら蹴り込みます。
その構えはコアの力が抜けると、腕がグラグラ動きがちに。
逆を言えば、自身のコアの力具合の強さのチェックにも使えます。
腕がどうしても動いてしまう方は、ホバーやプランクなどのコアトレーニングを積極的に行うことが有効的です!
さて、このサイドキック。
LEVEL1でも2でも「軸足に重心を残す」が重要です。
↓フロントスタンス
↓サイドキック・リピーター
↓フロントスタンス
↓サイドキック・リピーターwithホップ
このサイドキック・リピーター動作。
・蹴ったらしっかり戻す「プッシュ&プル」
・靴のヘリで蹴り込む
・軌道は真横かやや斜め後ろ方向
などのサイドキックの基本的テクニックをおさえつつ、軸足の意識も重要です。
キックの際は、重心を出来るだけ軸足に残すようにします。
そうすることで、軸足側の脚・臀部に負荷が掛かりっぱなしになります。
なので、キック側の臀部である「中殿筋」を鍛えつつ、軸足側の脚全体のトレーニングにもなり、結果両脚のトレーニングに昇華させる事に繋がります。
軸足側の膝を軽く曲げたままキープで重心残しましょう!