ボディコンバット21-7「Going Insane」 テクニックポイント
ボディコンバット21-7・ムエタイトラック「Going Insane」 。
レスミルズプログラム・ボディコンバット現プログラムディレクター2人による初めてのムエタイトラック。
肝となるコンバットスタンスによる2つのコリオ・コンビネーション・テクニックポイントを解説します。
めちゃくちゃ地味なムエタイトラックだけど侮るなかれ!
ボディコンバット・リリース21、トラック7・ムエタイトラック「Going Insane」。
レスミルズプログラム・ボディコンバット現プログラムディレクターの「ダン&レイチェル」が就任して、初のリリースになったのがこのリリース21。そして最初のムエタイトラックがコチラ。
と、リリース当時には既にインストラクターでした私も含めて、ある種驚いたのがトラック2の「ラウンドハウスキック・リピーター」と、このムエタイトラック・曲位の地味さ具合(苦笑)。
正直、戸惑いが隠せないでいました(苦笑)。
で、ボディコンバットあるあるで、このトラックの秀逸なコリオ展開・運動理論・格闘技らしい個性的な動きの数々は、後年再評価されます。
それは映画「スターウォーズ・エピソード1・2・3」のような感覚に近いです!
さてこのムエタイトラックは主に
@ダブルフロントニー&トリプルエルボーコンボ
Aシールドコンボ
Bフロントニーリピーター動作
の3つで構成されています。
@のフロントニーは簡単&シンプルで説明不要かと思いますので、このページでは@とAのコリオ・テクニックポイントを解説してみます。
ボディコンバット21-7:ダブルフロントニー&トリプルエルボーコンボのテクニックポイント
トラック冒頭↓
@「サーキュラーエルボーゆっくり2発」
A「トリプルエルボー1回」
B「交互にアッパー」
をそれぞれサウンドに合わせつつ、@〜Bを間髪入れずに打ち込みます。
ここひとつ切り取っても個性的なトラックと解釈出来ちゃいます。
その後、このトラック・メインコンボがスタート。
後ろ脚でのフロントニー2回とトリプルエルボーの組み合わせ。
ここではどうしても先に「トリプルエルボーから打ち込みがち」たくなりますが、ダブルフロントニーにて膝を相手のみぞおち目掛けて押し込み、直後に前腕肘にてトリプルエルボーを空気を一気に切り裂くようにして打ち込みます。
メインコンボですが、やることは簡単&シンプル。
なので、ここででは「トリプルエルボーが手打ちにならなように体幹と連動させる」が、運動量を上げる為のテクニックポイントです↓
↓コンバットスタンス
↓ダブルフロントニー
↓トリプルエルボー
↓コンバットスタンス
↓ダブルフロントニー
↓トリプルエルボー
トリプルエルボーはカカトを持ち上げて体幹と連動させて!
ダブルフロントニーのあとに打ち込む、前腕でのトリプルエルボー。腕と肘を左右に1往復半させる簡単エルボー動作。
一方トリプルエルボーはこのリリースに限らず、簡単シンプルなだけに運動量は下げさせたくないところで、行っていると両膝が伸び切った棒立ち状態になりやすいです。
棒立ち状態になると、下半身との連動が途切れ、結果運動量が低下します。
なので動作中は↓
両膝を軽く曲げて、カカトを床から離す基本テクニックを踏まえつつ、体幹との連動を図るようにします。
そうすることで、エルボーそのものもインパンクアップするので、何気ないことですが有用なテクニック。
トリプルエルボーは膝を軽く曲げる!ことから始めましょう!!
ボディコンバット21-7:シールドコンボのテクニックポイント
このムエタイトラックが如何に個性的なのかを象徴しているのが、セット後半部分に登場する、前後の移動や、そしてシールドを加えたコンビネーション動作。
出だしは前に4つ移動して「ラウンドハウスキック&ディセンニングエルボー」を素早く蹴り込み・打ち込みを。
直後に相手から遠ざかるようにし、それでも追いかけてくる敵からの攻撃を防御する「シールド」、そして防御だけではなく「クロス」で反撃の一手も抜かりなく行う、コリオ的に非常に優秀な展開と言えます。
この優秀なコリオ展開では、後方に戻ってからの
「シールドは出来るだけ膝と肘を近づける」
「クロスで大きく捻転動作を的確に行う」
と、シールド&クロスのボディコントロールがテクニックになりますよ↓
↓コンバットスタンス
↓前に4つ移動して ラウンドハウスキック+ディセンニングエルボー
↓元に戻ってシールド&クロス
シールドは出来るだけ膝と肘を近づけて!
後方に戻ってから行う、シールドと間髪入れずのクロス動作。
シールドは、まさに相手からの攻撃から身を守る防御の仕草。
またそのテクニックポイントで、自身を格闘技らしい雰囲気を演出する、ある種自分を如何にカッコよく見える事が出来るか、にも繋がります。
膝を肘に寄せるようにして構えますがそのシールドでは↓
「出来るだけ膝と肘を寄せる・近づける」
もしくは
「出来れば膝と肘をくっつける」
と、出来れば膝・肘をくっつけてしまうぐらい、脚のニーアップさせるようにします。
そうすることで、完全に防御出来るから。
一方で、膝を持ち上げると↓
身体が猫背のように背中が丸くなってしまうエラーフォームになりがちなのが、このシールド動作。
この背中が丸まらないようにするには、やはり「お腹に力を入れる・お腹を締める」が肝要。
シールド動作時は、ニーアップする瞬間、お腹にグッと力を入れて背中が丸まらないように、ボディコントロールしましょう!
クロスで大きく捻転動作を!
シールドの直後、間髪入れずにクロスを1発打ち込みます。
本当に間髪入れずなので、クロス・パンチの基本テクニックである↓
カカトを床から持ち上げて、次に腰を大きく回す捻転動作をしっかり加えるようにコントロールを。
ボディコンバットの捻転動作は、ウエストシェイプも少なからず兼ねてます。
脇腹シェイプの意味合いでも、しっかり身体を捻りましょう!