レスミルズとポラール(POLAR)のコラボ&提携
2017年1月28日に発表になった、「レスミルズ」とスポーツウォッチメーカー「ポラール(POLAR」さんとのパートナーシップ提携。リーボックに続いてメジャー企業との提携は2社目でしょうか。まずは提携内容をチェック♪ ↓
(以下、引用文です)
心拍トレーニング製品のリーディングカンパニーであるPolar Electro Oy(本社:フィンランド)と、グローバルにエクササイズプログラムを提供するLes Mills Internationalは、両社のパートナーシップに伴い、レズミルズの各プログラム専用のトレーニングフィードバックがポラール製品で受けられるようになったことを発表しました。ポラール製品(心拍計)のトレーニングで選択できる100種類を超えるスポーツプロファイルにレズミルズのプログラムが追加されました。
ポラールのA360、A300、M600、H7心拍センサーなどの製品を使用することで、Les Mills BODYATTACKなどの15種類のトレーニングメニューをデバイスに登録することができます。
レズミルズのそれぞれのトレーニングに基づいて消費カロリーや、トレーニング負荷(手首型心拍計、H7心拍センサー使用)などを計測、より適切なトレーニング効果をフィードバックできるようになります。
また、Webサービス、アプリで提供している「Polar Flow」で、データを保存し、より詳細なトレーニング効果を確認できます。過去のトレーニングと心拍数などを比較することで、自分の中長期での結果を数値で確かめることもできます。
現在、レズミルズのトレーニングプログラムは、日本で600以上のパートナークラブにて提供されています。レズミルズでは、マスタートレーナーやインストラクターへのポラール心拍計の利用も進めてまいります。心拍数を確認しながらレズミルズのトレーニングを行うことで、より効率的な効果が得られるようになります。
アップルウォッチ等でもあるように、フィットネスクラブで身に着けてらっしゃる方が増えてきたように思う、心肺機能を測定出来るスポーツウォッチ。いわゆる「腕時計型のウェアラブル端末」の普及はまだまだだと思います。アップルウォッチも売上げが頭打ちらしいですしね。逆に言えば、まだまだ成長分野でもあるのも間違いのないところ。ビジネス的に先々を見ての両社の提携ということなんでしょう。
でも、パンプやコンバット、アタック時にどれだけ心拍数が上がっているのかは確かに気になりますよね。それをスマホとリンクして体重管理まで一括に出来ると、「単純にプログラム受ける」ということ以外にも楽しむ幅が広がるのはいいことです。私たちオフィシャルインストラクターとしても、こういったところからプログラムが知られていくいいきっかけにもなるので、ウエルカム(・∀・)b
そもそもポラールってどういう会社?
恥ずかしながら、今回の件で初めて知ったポラールさん。一体どういう会社なのか??↓
(引用文)
単に心拍数を測定しても、その意味を理解して有効に活用できなければ何の価値もありません。ポラールはお客様のトレーニング効果を高めるための製品を提供して言います。ポラールはスポーツ、生理学、エレクトロニクスといった各種専門分野の知識を統合し、さらにお客様のニーズに耳を傾けています。1977年以来、ポラールは革新的な技術力と心拍数計の分野をリードし続けています。
幅広い製品ときめ細かなサポートおよびアドバイスを通じて、アスリートのパフォーマンス向上から一般のお客様の健康増進、リハビリ支援や体重管理まで、あらゆるレベルの人々のニーズに対応します。常にベストでありたいという思いを実現しているのは、過去30年間そうであったように、情熱が今日の当社を築き上げてきたと今も信じている意欲と才能を兼ね備えた専門家たちです。当社の成功は数字を見れば明らかです。現在、ポラールは世界中に従業員は1,200人、子会社は26を越え、80ヶ国以上にわたり35,000を越える取扱店に製品を供給しています。このパワーが今日のポラールを支えているのです。
1997年からということで、私と同い年なのね(笑)。専門的にこの分野に対して異常に強みがありそうで、レスミルズにとっても心強いですよね。今後のさらなる展開が楽しみですね!
レスミルズ対応のポラールウォッチ
レスミルズプログラムに対応しているポラールさんのスポーツウォッチの型は「A360」「A300」「M600」「H7心拍センサー」が該当するそうです。全ての製品でリンクしていないようですから購入時には、上記型に注目して気をつけたいところ。
AMAZONでチェック↓
≪A360本体とアクセサリー≫
≪A300本体とアクセサリー≫
≪M600本体とアクセサリー≫
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≪H7心拍センサー≫
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そもそも心拍数を測る必要性ってあるのか?
心拍数は有酸素運動時において、「効率よく脂肪燃焼しているかの重要な指標」になるので、中々測定しずらいスタジオ内においても測ることが可能であれば行うべきです。
「効率よく脂肪燃焼しているか」の目安の心拍数は、以下の式から求められます。
(220-年齢-安静時心拍数)×係数+安静時心拍数
以上の式を「カルボネン法」といい、個別の最大心拍数を求める式になります。この式から求められた心拍数を有酸素運動時にコントロールすると効果的にカロリー燃焼・脂肪燃焼が出来ます。
【安静時心拍数の求め方】
・安静時心拍数=血圧計での脈拍数、または頸動脈、橈骨動脈を触診にて15秒間数えて×4をして割り出す。
・日本人の安静時心拍数の平均は72拍±5拍とされています。
【係数】
・0.1〜0.9のいずれかの数値を当てはめる。
・ダイエットや脂肪燃焼時の係数は、0.5〜0.6とされています。
20代〜50代の方が、カルボネン法の式に安静時心拍数と上記係数0.5を当てはめると、式で出される心拍数は、概ね130〜140拍になるかと思います。この130〜140拍程度が脂肪燃焼時の効率的な数字になります(もちろん、個人差あり)、心拍数が測定できるエアロバイクでやって頂くとわかりますが、「ちょっとキツイかなぁ」ぐらいの強度になります。この「ちょっとキツイかなぁ」ぐらいの強度こそが、脂肪燃焼を効率的に行ってくれます。
で、問題は「やり過ぎ」「心拍数の上げ過ぎ」。運動を継続していくと「ちょっとキツイかなぁ」ぐらいで物足りないと感じる方が大半です。なので、負荷を上げ心拍数を、150、160・・・と上げていくと、残念ながら脂肪がエネルギーとして燃焼しづらくなる・使われずらくなっていくのです。ここ、すごい盲点です。
では、「心拍数を上げ過ぎちゃった時」にはエネルギー源として何が使用されているのか。順位付けすると
1.糖質(炭水化物)
2.タンパク質(筋肉)
3.脂肪
日常生活もそうですが、人が活動する・運動する時にまず使用されるエネルギー源は「糖質」です。食べ物で言えば、白米・パン・果物類。運動前に「おにぎり一個」「バナナ一本」食べる事を勧めれた経験があるかと思いますが、理由はこの為です。
そして、糖質が枯渇したら、次に優先的にエネルギー源になるのが「タンパク質」。体内のタンパク質代謝でエネルギー源に変換され、使用されます。
タンパク質ということは、イコール「筋肉」を意味しています。筋肉を分解しエネルギーに使われます。なので、筋トレして筋力アップ・バルクアップしても高強度の有酸素運動を継続すると、わざわざ作った筋肉を失うことに繋がる可能性が非常に高いです。筋肉を失うということは、
やり過ぎの高強度有酸素運動
↓
筋力失う
↓
基礎代謝量の低下
↓
カロリー消費の低下
↓
リバウンド
のスパイラルになる可能性が高くなります。
なので、こういった観点から「心拍数を測定しながらの有酸素運動」は非常に重要と言えます。
☆レスミルズ×リーボック 2018秋冬モデル